ISEDがRSS-102.IPD.MEAS Issue 2を発行:IPD試験方法の最新更新
発行日:2025年09月14日 文書番号:Newsletter-202509006
カナダイノベーション・科学・経済発展部 (ISED)は、 RSS-102.IPD.MEAS Issue 2を正式に発行しました。この文書は、RSS-102 準拠の入射電力密度 (IPD)測定方法です。今回の更新は、 2023 年 12 月 15 日に発行された Issue 1に取って代わり、IPDの評価方法と適用範囲を拡張・最適化しました。
主な変更内容
1. 周波数範囲拡張: 6 GHz ~300 GHz 周波数帯域をカバーするすべてのポータブルデバイスの要求を追加しました。
2. 参考基準の更新:参考文書を IEC TR 63170 から IEC/IEEE 63195-1に更新しました。
3. 音声通話の手の曝露:音声通話中の手の曝露 の試験要求を追加しました。
4. 時間平均入射電力密度:時間平均 IPD評価の初歩なガイダンスを導入しました。
5. 編集上の変更:文書に必要な編集上の変更と明確化を行いました。
移行期間
RSS-102.IPD.MEAS Issue 2は、ISED 公式サイト発布日から正式に発効します。ISEDは 6ヶ月の移行期間を設けました。この期間に、企業は、 Issue 1または Issue 2 に準拠するIPD要求を選択できます。移行期間終了後:
l Issue 2 に従って提出された認証申請のみを受け付けます;
l カナダで製造、輸入、分売、リース、販売された、または販売中のすべての機器は、 RSS-102.IPD.MEAS Issue 2 の要求に準拠する必要があります。
RSS-102.IPD.MEAS Issue 2 の発行により、 IPDコンプライアンス試験要求が更に改善され、特に高周波デバイスと音声通話シナリオに関するより具体的なガイダンスが提供されました。企業は、カナダ市場のコンプライアンス要求に準拠するために、最新基準に基づき、製品設計と試験プロセスを速やかに調整する必要があります。
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